リゾート施設の早期整備を要請 石垣市長、県議会に


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赤嶺昇県議会議長(左から5人目)にリゾート施設早期整備を求めた中山義隆石垣市長(同6人目)ら=13日、那覇市の県議会

 石垣島の前勢岳北側のゴルフ場を含むリゾート施設開発で、中山義隆石垣市長らは13日、那覇市の県議会を訪れ、赤嶺昇議長に早期整備を求める要請書を手渡した。
 リゾート施設は2019年開業を予定していたが、計画地に原則転用できない農地が含まれていたことから計画が遅れている。昨年9月までに、市は県と共同で土地転用などのため、規制緩和措置のある地域未来投資促進法に基づく基本計画を策定した。県と市で土地利用などの調整が続いている。
 要請書は「新型コロナウイルスの影響で疲弊した産業をV字回復するために必要不可欠な施設」として、適正・迅速な手続きを求めている。中山市長は「(計画が)ペンディング(保留)されることで、投資の機会損失につながりかねない」と早期の対応を求めた。市内経済団体関係者らも同席し要請した。赤嶺議長は「一政治家として協力できるところはして、議会でも議論したい」とした。市などは県に対しても要請を申し入れていたが、県は新型コロナ感染拡大防止の緊急事態宣言下を理由に断っていた。