伊平屋村長選に名嘉氏出馬表明 8年ぶり選挙戦へ


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名嘉律夫氏

 【伊平屋】任期満了に伴う8月29日投開票の沖縄県伊平屋村長選に向け、新人で前村議の名嘉律夫氏(59)が15日、村産業連携拠点センターで会見し、出馬を正式に表明した。名嘉氏は「村民目線の行政運営を行う」と抱負を語った。現職の伊礼幸雄氏(73)も出馬を表明しており、選挙戦は8年ぶりで一騎打ちになる見通し。

 田名漁港整備事業の工期遅れを巡り、村が補助金を県や国に返還したことが政治問題化しており、争点となる見通し。名嘉氏は「(問題の)責任は今も全うされず、改善策が講じられてない。一日も早く、あるべき姿に戻すことが急務だ」と強調し、村政の刷新を訴える考えを示した。

 名嘉律夫氏(なか・りつお)1961年生まれ。村島尻出身。工学院大学専門学校卒。建設会社勤務などを経て、2002年に村議に初当選。出馬のため5期目途中の今月12日に辞職。伊平屋島観光協会会長を務める。