沖縄でコロナ死亡4人、感染60人 米軍関係は14人陽性(7月16日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は15日、10歳未満から80代までの60人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日から25人増加した。増加は3日連続で、感染者数の累計は2万1585人となった。直近1週間の新規感染者数が385人となり、県が緊急事態宣言解除の目安とする国の指標に当てはめると、ステージ4に戻った。80~90代の男女4人が亡くなったことも報告した。米軍関係は14人が感染しており、12日まで1桁で推移したが、13日は10人、14日は11人と増えている。

 直近1週間の新規感染者数が、国の指標でステージ4になるのは7月7日以来8日ぶり。13日から前週の同じ曜日の感染者数を上回るなど、リバウンドの傾向が一段と強まっている。県の糸数公医療技監は
「宣言の早期解除に向けて取り組んでいるが、この状況が続けば非常に厳しくなる」と述べた。今週末と来週22日から始まる4連休に関して「人の動きが激しくなると感染が広がる懸念がある。抑え込むために、飲食店の見回りを計画するなど対策を取っている」と説明した。

 15日の新規感染者のうち推定感染経路が判明したのは26人で、内訳は家庭内が16人、施設5人、職場3人、知人・友人2人。残りの34人は調査中。

 14日までの直近1週間の10万人当たりの感染者数は24・68人で全国3番目。
 
 米軍関係の感染内訳は嘉手納基地で8人、牧港補給地区で4人、キャンプ・ハンセンとキャンプ瑞慶覧でそれぞれ1人。累計は1519人となった。