高2自殺で再調査を要求へ 県議会文厚委、知事部局に


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 部活動の顧問から執拗(しつよう)な叱責(しっせき)を受けたコザ高校2年(当時)の男子生徒が自殺した問題で、県議会文教厚生委員会(末松文信委員長)は16日、県に対して知事部局による再調査を求める方針を固めた。

 16日に開かれたのは非公式の協議で、出席した委員によると、臨時会に決議案を提案するか、委員会として知事要請をするかで検討している。20日に予定する文厚委で文言を含めて決定する。

 問題を巡っては、県教育委員会設置の第三者調査チームが3月までに関係者らへの聞き取り調査などを実施し、報告書をまとめた。一方で遺族らは調査が不十分だとして、知事部局による再調査を求めていた。