「心からお祝い」琉球舞踊立方の人間国宝認定に知事や名護市長らが祝意


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古典女踊「諸屯」を踊る宮城幸子さん(左)=本人提供。「諸屯」を踊る志田房子さん(右)=琉球舞踊重踊流供提供

 「琉球舞踊立方(たちかた)」の人間国宝(国指定重要無形文化財の各個認定)に宮城幸子さんと志田房子さんが認定されることを受け、玉城デニー沖縄県知事は16日、「衷心よりお祝いを申し上げる」とのコメントを発表した。

 玉城知事は、宮城さんについて「気品ある優美な踊りで女性の内面を豊かに表現する古典女踊(おんなおどり)はとりわけ高く評価されている」とたたえた。志田さんについて「古典舞踊から庶民の生き生きとした姿を描く雑踊(ぞうおどり)まで幅広い芸域を保持するに至り、洗練された作品世界を芸術性豊かに演じ分ける表現力や創作作品は高く評価されている」と敬意を表した。

 その上で、両氏について玉城知事は「ともに琉球舞踊立方の技法を正しく体得し、精通しているとともに、その技法を高度に体現し、後進の指導育成にも尽力している。さらなる飛躍をご期待申し上げる」とコメントを寄せた。

 宮城さんの出身地・名護市からも喜びの声が上がった。同市の渡具知武豊市長は、宮城さんについて「栄誉ある認定を受け、慶賀の至り。長年にわたるご功績とご功労に敬意を表し、ここに名護市民とともに、ご栄誉を心からお祝い申し上げる」と祝福した。