甘くまろやかな香り 純沖縄産の「バニラエッセンス」発売 伊江島物産センター


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石垣島産バニラビーンズを伊江島産ラム酒に漬け込んだバニラエッセンス「バニラ・デ・サンタマリア」(伊江島物産センター提供)

 【伊江】伊江島物産センター(新城良和社長)の伊江島蒸留所は、純沖縄県産のバニラエッセンス「バニラ・デ・サンタマリア」を開発した。同社のラム酒「イエラムサンタマリアゴールド」に、石垣島バニラ(石垣市、金城美沙江代表)のバニラビーンズを漬け込んだ。両島で21日に発売し、沖縄本島での販売も視野に入れる。

 バニラエッセンスは、バニラビーンズをアルコールに漬け込むことで香り成分を抽出した液体。自然で爽やかなバニラと、甘くまろやかなラム酒の香りが際立つ商品に仕上がった。

 伊江島蒸留所の担当者は「県産の原料のみでつくった安全・安心なバニラエッセンス。菓子やデザートの香り付け、カクテルのアレンジなどに幅広く活用してほしい」と話した。

 瓶入り(5グラム)で希望小売価格は千円(税込み)。伊江島物産センターの港売店と、石垣市のJAファーマーズマーケットゆらてぃく市場で取り扱う。