台風6号、大東島地方が暴風域に 今夜はじめに本島地方は暴風警報か(20日午前11時59分)


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20日午前10時の台風経路図(気象庁のHPより)

 沖縄気象台によると、台風6号は20日午前10時現在、南大東島の南南西約160キロの海上にあり、1時間に10キロの速さで西北西に進んでいる。今後発達しながら沖縄の南を西よりに進み、強い勢力となって先島諸島へ向かう見込み。大東島地方は10時現在までに暴風域に入っている。沖縄本島地方は、今夜はじめに暴風警報が発表される可能性があり、明日未明には暴風域に入る見込み。

 沖縄気象台によると、台風6号の中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。中心の北東側185キロ以内と南西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風域、東側560キロ以内と西側390キロ以内では風速15メートル以上の強風域となっている。
  台風6号の影響で大東島地方では非常に強い風が吹き、大しけとなっている。22日にかけて沖縄地方では猛烈な風が吹いて大荒れとなり、奄美地方では非常に強い風が吹いて荒れた天気となる所がある見込み。また沖縄地方や奄美地方の海上ではうねりを伴った大しけとなり、沖縄地方では22日は猛烈にしける見込み。 

 沖縄地方と奄美地方では、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所がある見込み。21日正午までに予想される24時間雨量は、多いところで沖縄地方150ミリ、奄美地方120ミリ。台風の進路などによっては、23日頃にかけて警報級の大雨となる恐れがあり、気象庁は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けている。23日には中心の気圧が955ヘクトパスカルまで発達する見込みだ。