コロナ禍の県産品を応援 オキコが新商品「黒糖スティック」販売


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新商品「黒糖スティック8本入り」をPRする大城修二次長(中央)ら=20日、県庁

 オキコ(西原町)は県産品の消費を応援しようと20日、県産黒糖を使用した新商品のパン「黒糖スティック8本入り」を発売した。税込み265円、県内の量販店やコンビニエンスで販売している。

 「黒糖スティック」は西表島産のサトウキビを使った黒糖を生地に練り込み、焼き上げた。黒糖の風味とやさしい甘さが売りで、小さい子どもから大人までファミリーで楽しめるとしている。7月の県産品奨励月間に合わせ、パッケージには「沖縄県産品 食べて応援!」のシールを貼って消費拡大を後押しする。月間販売目標は2万食で、商品の定番化を目指すという。

 県内では長引く新型コロナウイルスの影響で土産品が売れず、原材料に使われる黒糖や紅イモなどの販路が狭まっている。同社マーケティング部の大城修二次長は「パンを通して産業を応援するとともに、県民の皆さんには県産品の良さを伝えたい」と語り、「トースターで香ばしく焼いたり、アイスクリームと合わせてもおいしい」とPRした。
 オキコは県産素材を使った商品として「黒糖メロンパン」(税込み130円)や「ミニっ子紅いも」(同162円)なども展開している。