「ウチナーの底力見せて」 五輪ハンド代表の東江選手へ 母校・神森中からエール


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 【浦添】東京五輪男子ハンドボール代表に選出された浦添市出身の東江雄斗さんと浦添市立神森中生徒とのオンライン交流が16日、行われた。東江さんは神森中の37期生で、母親の功子さんは同校の校長を務める。生徒は画面越しに地元の先輩へ「ウチナーの底力を見せつけて」「シュートを決めて勝利をつかんで」とエールを送った。同校は、生徒の名前を書いた応援旗を東江さんに贈る予定。

 東江さんは子どもたちからのエールに「とても感動した。五輪の舞台で活躍して、みんなに元気を届けたい。神森中OBとして恥じないよう全力でプレーする」と意気込みを語った。

 オンライン交流は神森中生徒会が企画立案した。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って、同校と東江選手がいる東京の宿舎をつないだ。

 生徒から五輪や競技の話題だけではなく、休日の過ごし方など東江さんのプライベート部分にも及んだ。

 終了後、ハンド部主将の比嘉泉稀さんは「東江選手は視野が広く、司令塔としてゲーム全体をコントロールできるすごい選手。自分もプレースタイルをまねしたい。初めて交流できてうれしい」と目を輝かせた。副主将の小波津周希さんは東江選手とは幼少の頃から家族ぐるみの付き合い。「憧れの選手が五輪の舞台に立てることをうれしく思う。学校の皆で応援したい」と声を弾ませた。

ズームを通して東江雄斗選手と交流する神森中学校の生徒たち=16日、浦添市の同校
東江雄斗選手への寄せ書きを持つ神森中学校の生徒たち