元沖縄県副知事の石川秀雄氏が死去 87歳


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石川秀雄氏=1999年

 稲嶺恵一県政時代に副知事を務めた石川秀雄(いしかわ・ひでお)氏が20日午前3時28分、内因性疾患のため自宅で死去した。87歳。那覇市首里出身。自宅は那覇市楚辺。告別式は25日午後3時から午後3時半まで、浦添市伊奈武瀬1の7の1、いなんせ会館で。喪主は長男の秀樹(ひでき)氏。

 石川氏は1934年生まれ。中央大法学部を卒業。58年に立法院事務局に入庁。72年の日本復帰後、海邦国体事務局長や知事公室長、総務部長、企業局長を歴任。その後、那覇空港ビルディング(NABCO)専務と福山商事代表取締役会長を務めて1998年、知事選で初当選した稲嶺氏に請われて、県政発足と同時に副知事に起用された。

 長年培った堅実な行政運営で、民間出身の稲嶺氏を支えた。

 2001年に比嘉茂政出納長と交代する形で退任した。退任後はNABCOの社長や会長、沖縄女子短期大学を運営する嘉数女子学園理事長などを務めた。