英軍艦、ホワイトビーチ寄港へ インド太平洋地域に恒常的に派遣 日英防衛相会談


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儀仗(ぎじょう)隊の栄誉礼を受けるウォレス英国防相(右)、左は岸防衛相=20日午後、防衛省(代表撮影)

 【東京】岸信夫防衛相は20日、英国のウォレス国防相と会談後の会見で、9月に日本へ寄港する英空母打撃群の一部がうるま市の米軍ホワイトビーチに寄港することを明らかにした。防衛省によると寄港予定は3隻。英海軍の最新鋭空母クイーン・エリザベスは米軍横須賀海軍施設に寄港することが決まっており、対潜フリゲートなどの随伴艦が沖縄に寄るとみられる。

 会談後の共同会見でウォレス氏は、今年後半から2隻の艦艇をインド太平洋地域に恒常的に派遣することを明らかにした。また、今後数年内に「沿岸即応部隊」を派遣する考えも示した。空母打撃群を派遣した後も同地域の情勢に積極的に関与していく姿勢を見せた。

 日本政府は現段階で派遣部隊の内容や派遣先は明らかにしていない。