読谷3世のチバナ選手にエール 村が五輪活躍に期待 柔道女子ブラジル代表


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石嶺伝実読谷村長(左から3人目)から記念品の黒帯を受け取る、チバナ選手の親族の儀間新勝さん(同2人目)、儀間眞智子さん(左端)、山内進さん=20日、読谷村役場

 【読谷】読谷村は20日、東京2020オリンピックに出場する柔道女子48キロ級のブラジル代表で、読谷村3世のガブリエラ・チバナ選手(27)を応援する会見を、同村役場で開いた。村章・県章と「知花」という刺しゅうが入った黒帯と、読谷山花織で作られたお守りなどをチバナ選手の親族に手渡した。

 チバナ選手は、村瀬名波出身の知花広繁さん、村渡慶次出身の弘子さんの孫。広繁さんらは1958年にボリビアに移住し、その後ブラジルに移り住んだ。

 チバナ選手の親族で、弘子さんの弟に当たる儀間新勝さん(76)=村渡慶次=は「代表選手に選ばれたと聞いた時は本当にうれしかった。一本勝ちしてほしい。頑張って」とエールを送った。

 石嶺伝実村長は「移民1世のみなさんが幾多の困難を克服して、2~4世へとつながっている。ユンタンザンチュ(村民)が世界で活躍する姿は感慨深い。みんなで応援したい」と話した。

 チバナ選手の初戦は24日。記念品は閉幕後にブラジルに郵送するという。