「原則公開」のはずが実質非公開に 部活の在り方検討委第2回会合


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 県教育委員会が設置した「部活動などの在り方に関する方針(改定版)」の検討委員会について、県教委は21日の第2回会合を非公開とした。県教委が作成した6月11日付の報道向け資料によると、「原則公開」としていた。関係者からは「透明性がなく、何かあるのではと疑ってしまう」と声が上がった。

 県教育庁保健体育課は非公開の理由について「委員らが自由に意見を交換してほしいと思い、冒頭のみとした」と説明した。全て公開するか、一部公開するかの意見を委員に募り、16人中13人が回答。「冒頭のみ公開」が7人、「全部公開」が6人だった。県教委は委員らが自由な意見が言えるようにと「冒頭のみ公開」を決めた。

 宮城政也委員長は「委員らが何を感じているのかが大事だと思っている。まず意見を酌み交わすために自由に発言する場が必要だった。隠す意図はない」と話した。