「音和さんを救う会」治療費の募金に心より感謝 メンバーが報告


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
募金のお礼をする救う会メンバーの(左から)首藤剛さん、比嘉良則さん、金城邦亮代表、山城てつこさん=14日、本部町具志堅のありまばるビーチリゾート内

 【本部】急性骨髄性白血病を発症した本部町在住の渡久地音和(とわ)さん(17)=本部高校3年=の高額な治療費を捻出しようと、昨年9月から募金に取り組んできた「音和さんを救う会」(金城邦亮代表)は14日、同町のありまばるビーチリゾートで活動成果を報告した。募金額は今年5月末の締め切り時点で793万1002円に達した。

 活動には町民をはじめ多くの支援が集まった。同会のメンバーは「コロナ禍で大変な時期にもかかわらず、快く募金活動に協力してくれた皆さんに心より感謝を申し上げる。いただいた浄財は治療費として大切に使わせていただきたい」と礼を述べた。

 渡久地さんは現在、完治に向けて日々治療とリハビリに臨んでおり、支援者も元気な姿で戻ってくることを待ち望んでいる。

 同会は渡久地さんが完治した後に余剰金があれば、同じように病と闘う子どもたちへの支援に充てたいとしている。
 (上間宏通信員)