グローバールリーダーを育成するAIG高校生外交官プログラム(同プログラム実行委員会主催)に、県内から球陽高2年の浦崎ちひろさん(16)と、沖縄尚学高2年の仲松優乃さん(17)が参加する。2人は9日、プログラム本番を想定して、沖縄の魅力を伝える発表内容について、県文化観光スポーツ部観光振興課の担当者にオンラインで披露した。同担当者は改善点などをアドバイスした。
プログラム期間中、出身地域を代表して参加者に地元の自慢や特徴を紹介する「地域アンバサダー」として、浦崎さんは出身地・伊江島の歴史やおすすめの観光地、仲松さんは沖縄の歴史や空手を紹介する。
浦崎さんは「コロナの影響で渡米プログラムが中止になったが、置かれた環境の中で考えて行動することができた。プログラムを通して自分の意思で決断し、行動する人間になりたい」と話した。仲松さんは「プログラムを通して、たくさんの人と交流し、価値観を知り、視野を広げたい」と意気込みを語った。
プログラムは例年、夏休みに高校生をアメリカに派遣する渡米プログラムと、国内でアメリカの高校生らと交流する国内プログラムを実施。今年は新型コロナウイルスの影響で派遣が中止となった。渡米と国内の両プログラムに参加予定だった高校生60人は特別プログラムに参加する。