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玉寄誠さんは2日前に逃した大物を狙い、11日午前1時に南城市のマル秘ポイントで、冷凍したヤマトビーを餌に30メートルほど投げ込んでアタリを待った。午前4時すぎに小物が餌を突っつくようなアタリがあり、しばらくすると竿(さお)が沖に向かって大きく曲がって、リールから糸が引き出された。
ファーストランは沖に向かって40メートル走って止まった。次に左右に走り抵抗するが、魚に主導権を与えないように必死に寄せると、12分ほどで足元まで寄せることができた。竿を持ったまま、石積みを降り、えらに手を入れて引き上げたのが130.5センチ、31.96キロのロウニンアジだった。
5月に22.7キロ、6月には43.5キロのアーラミーバイを釣り上げた「おさかなエイリアン」の知念大樹さん。17日の朝から弟と2人で塩川一文字に渡った。日中は餌となる小魚を釣り、日没前から大物の竿を出した。初めてのポイントなので、根掛かりを避けるために堤防際から仕掛けを垂らしてアタリを待った。
夜中の3時半に小さなアタリがあったので、竿の横で待機した途端、竿が大きく曲がり、右へ左へと暴れ回ったが、最強タックルの敵ではなく、引きを楽しみながら釣り上げたのが105センチ、22.1キロのアーラミーバイ。大物釣りを始めてから半年もたたないうちに20キロオーバーを3匹も釣ってしまう快挙を成し遂げた。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)
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