IT企業のドリーム・アーツが沖縄子会社を吸収合併 沖縄でも東京と同じ仕事が可能に


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 大企業向けにソフトウエアを提供するIT企業のドリーム・アーツ(東京、山本孝昭社長)は今月、完全子会社のドリーム・アーツ沖縄(那覇市)を吸収合併した。県内拠点にも製品サービスの開発部門を設置し、従業員らが沖縄にいても東京本社と同様の職務を担えるようにした。

 コロナ下で同社はリモートワークが進み、遠隔地の沖縄でも東京本社の従業員と同様の職務を実現できることが合併の後押しとなったという。

 山本社長は「沖縄には女性を中心とした優秀な人材が多いが、能力を生かせる職場は少ない。沖縄で付加価値の高い仕事ができれば、いい人材も集まってくる」と強調した。

 ドリーム・アーツは2012年にインデックス沖縄を買収し、ドリーム・アーツ沖縄に社名変更した。主な事業はクラウド監視事業やウェブシステム運用など。山本社長は「東京と同等水準で従業員に給与を支払っているIT企業は沖縄ではまだ少ない。優秀な人材を獲得するにはいいチャンスだ」と述べた。