宜野湾市、準要保護世帯の入学準備金増額へ 市議会が単価見直し補正予算案を可決


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宜野湾市役所(資料写真)

 【宜野湾】宜野湾市議会(上地安之議長)は6月28日の6月定例会最終日、生活保護に準ずる準要保護世帯が支給対象となる就学援助制度の入学準備金に関し、1人当たり単価を見直すことを盛り込んだ市一般会計補正予算案を全会一致で可決した。

 小学生は見直し前の1万9900円が4万600円に、中学生は2万2900円が4万7400円に変更される。今年4月に入学した小学と中学の新1年生は、3月に見直し前の単価で支給があったが、見直し後の差額を8月に支給する。又吉直正指導部長が25日の一般質問で岸本一徳氏(公明)に答えた。

 最終日は市私立保育連絡協議会が提出した、保育園職員らへの新型コロナウイルスワクチンの優先接種などを求める陳情を全会一致で採択した。県教職員組合中頭支部が提出した、虫歯予防のための学校でのフッ素を使った洗口を導入しないことを求める請願は反対多数で不採択となった。