全国高校総合体育大会「輝け君の汗と涙 北信越総体2021」が24日、開幕する。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催となる。福井、新潟、富山、石川、長野、和歌山の6県広域開催で、25日に始まる男子バスケットボールを皮切りに、8月24日まで30競技が行われる。県内からは26競技に416人(男子239人、女子177人)が参加する予定。
全国高校総体に向け、選手への期待や有望種目などを選手団団長の上地勇人県高体連会長に聞いた。
Q.注目の競技は。
重量挙げの棚原幹勝(沖縄工)、本部の比嘉力、比嘉成きょうだい、仲宗根夢来は優勝を狙える。永山盛耀(糸満)も有力。陸上では砲丸、円盤投げの友利晟弓(那覇西高)、1500メートルと5000メートルの上原琉翔(北山)が上位を狙える。1年生ながら楽しみなのが200メートルと400メートルに出場するコザの平川慧(きら)だ。ハンドボールは男子興南、女子那覇西も力があると思う。なぎなたの首里は全国3連覇を目指している。
Q.選手たちに向け、競技にどう臨んでほしいか。
今までやってきたことを精いっぱい発揮してほしい。県の代表という自覚を持って、県を背追って頑張る意気込みで臨んでほしい。躍進を期待し、良き思い出として心に残るよう、さわやかで活気あふれるプレーを展開してほしい。
Q.昨年は全国大会が中止となった。
大会出場を目指した選手にとって残念な1年になった。今年もできるか心配だった。無観客となるが、選手のため、大会を無事開催するためにはしょうがない。私たち役員も観戦することができないが、最後まで無事開催されることを願っている。