グラスやバッグ…ビール工房が取り組むSDGs 素材を再利用し多様商品


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(左から)宮城クリフ代表と娘、妻のアコさん、スタッフ=6日、沖縄市比屋根の「クリフビール HIYAGON FARM(ヒヤゴンファーム)」

 【沖縄】11日に開業2周年を迎えた沖縄市比屋根のクラフトビール(手作りビール)工房「クリフビール HIYAGON FARM(ヒヤゴンファーム)」(宮城クリフ代表)が、さまざまなSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを行っている。

 妻のアコさん作の外国製の麦芽が入った袋・サステナブルバッグ(エコバッグ)や、ビールの製造工程で出る麦芽粕をグラノーラ(シリアル食品)と養鶏場のエサにし、さらにビールの空き瓶を溶かしてリサイクルしたサステナブルグラスも制作した。

 読谷村の再生ガラス専門の「工房 彩砂(るり)」の小野田郁子さんが作った2種類のサステナブルグラスの販売に加え、工房でビールの量り売りができるグラウラー(持ち帰り用ボトル)も販売している。

サステナブルグラス

 クリフ代表は「小さなブルワリー(ビール醸造所)だから無駄を省くことが可能。これからもお客さまと共に持続可能な新しいSDGs商品を作っていきたい」と抱負を述べた。

 問い合わせはクリフビール(電話)098(953)7237。

(喜納高宏通信員)