台風6号による大雨や強風で名護市と宜野湾市で、ビルの外壁タイルや、自宅のひさしが落下した。金武町では積み石の崩れがあった。いずれも人的被害は出ていない。
名護市城の3階建てのビルでは24日未明、外壁タイルが剝がれて落下した。外壁は高さ約10メートルあり、タイルは縦3メートル、横2メートルにわたって剝がれ、破片が粉々となっていた。一時隣接する道路が通行止めとなった。職員らがネットで覆うなど対応している。
名護市によるとビルは築40年以上経過している。以前はスナックが入っていたが、現在は空き店舗になっているという。
宜野湾市普天間では、住宅2階のひさしの側壁が縦約50センチ、横約5メートルにわたって部分的に剝がれた。23日午後7時半ごろ119番通報があった。宜野湾署によると、同署は台風の強風による影響もあったとみている。隣家の敷地内などに落下した。
また、金武町では24日午前11時45分ごろに金武地区消防衛生組合消防本部に通行人から通報があり、民間の倉庫がある敷地内に積んであった石が高さ約15メートル、幅約15メートルにわたり崩れた。けが人はいない。