世界自然遺産登録へ「あとは待つだけ」 地元やんばるは歓迎ムード 決定間近


この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
世界自然遺産の登録を祝うちょうちんなどを準備する地域住民ら=25日午後、国頭村辺土名

 【国頭】「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録を前に、国頭村の辺土名大通り会は25日、登録を見込んで、祝福するためのちょうちんなどの設置作業などに汗を流した。登録の審査は26日を予定しており、25日午後に前倒しになる可能性もある。登録後の地域活性化などに期待する地元では、祝福ムードが広がっている。

 通り会のメンバーは1週間ほど前から準備を進めており、登録決定後に割るくす玉や各店舗に飾る祝いの提灯の作成。やんばるの動物が描かれた手作りの顔出しパネルや記念ラベル入りの泡盛なども準備。25日も関係者が同会の事務所を慌ただしく出入りし、提灯やのぼりの設置などに汗を流した。

 設置作業を手伝った国頭村商工会の40代男性は「通り会と協力して自然遺産を守りながら、地域の収益を上げるような取り組みを考えていきたい」と意気込む。通り会の60代女性は「地域の人たちがみんなで準備してる。とてもいい雰囲気だ。あと結果を待つのみ」と声を弾ませた。

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