第48回県中学校総合体育大会第3日は27日、県内各地で8競技が行われた。ハンドボール男子決勝は仲西が東風平に26―13で勝利し頂点に立った。女子決勝は仲西が神森に26―20で勝ち、同時優勝を果たした。バドミントンは団体決勝リーグ戦があり、男子は彩橋、女子は沖縄東が制した。28日はサッカーの決勝などが行われる。
粘り、食らいつき逆転 仲村・宇良ペア立役者
粘り強いレシーブと緩急をつけたスマッシュで沖縄東が女子団体の頂点に立った。
優勝が懸かったリーグ最終戦。相手は5月の県ヨネックス杯準決勝で敗れた糸満だった。ゲームカウント1―1で勝負はダブルスの仲村まひる・宇良彩花ペアに託された。第1セットを落とした沖縄東だったが、第2セットは粘り強くシャトルに食らいつく。コートを広く使って揺さぶり、振り出しに戻す。
最終セットは「疲れが見えたところを狙うよう意識し、つなぐことだけ考えた」と仲村。狙いは終盤にはまった。中盤までシーソーゲームだったが、徐々に沖縄東の連続得点が決まり始め、多彩なショットで翻弄(ほんろう)した。最後は2年の宇良が、ドライブで勝負を決めた。劣勢からの大逆転劇を制した2人は「5月の大会は簡単なミスから負けた。きょうはミスも少なかったので勝てた」と喜んだ。
眞鶴三愛主将は「厳しい練習もみんな頑張って付いてきてくれた。九州でも初戦を突破し一つ一つ勝ち上がりたい」と誓った。
(上江洲真梨子)