米軍普天間所属機、事故絶えず 宮崎のヘリ不時着で沖縄県が防止策を要求


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農地に不時着した米海兵隊普天間飛行場所属のAH1攻撃ヘリ=27日午後2時25分、宮崎県串間市崎田(共同通信社ヘリから)

 米軍普天間飛行場所属AH1Z攻撃ヘリが27日に宮崎県に不時着したが、同飛行場に所属する米軍機はこれまでも県内外で事故や不具合を繰り返している。この日、渡名喜島沖での米軍鉄製コンテナ落下に関する抗議で米軍キャンプ瑞慶覧を訪れていた金城賢知事公室長は、不時着にも言及し在沖米海兵隊に機体の整備点検や安全管理の徹底を申し入れた。

 6月2日には、うるま市津堅島の中央付近の畑に普天間飛行場のUH1Y多用途ヘリが不時着したばかりだ。今月13日にコンテナを落としたのも普天間飛行場所属のCH53E大型ヘリだった。金城知事公室長は「整備や点検がしっかりとなされているのか、疑念を抱かざるを得ない」と伝えた。

 2016年12月、名護市安部に垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが墜落したほか、同飛行場所属機が17年10月、東村高江の民間地に不時着、炎上した。その後も原因を明確に公表しないまま、飛行を続けている。