リゾートホテルがクマノミ育成プロジェクト ハイアット瀬良垣、OISTと協力


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
プロジェクト用のクマノミを育成する水槽=恩納村のOISTマリン・サイエンス・ステーション(提供)

 ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(恩納村、村尾茂樹総支配人)はこのほど、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と協力して、カクレクマノミの育成や保全を目的とした「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」を始めると発表した。

 6月からOISTマリン・サイエンス・ステーションでクマノミの飼育を始めている。10~11月をめどに、ホテルがある瀬良垣島周辺のクマノミ育成区域に放流し、経過観察する。放流は、野生のクマノミの育成状況や海洋環境を調査した上で実施される。

 11月から、ホテルでクマノミ育成区域周辺のシュノーケリングやダイビング体験の提供も始める。プロジェクトはOISTで海洋気候変動を研究するティモシー・ラバシ教授が監修する。

 村尾総支配人は「瀬良垣島周辺の環境保全を目指して魅力を高め、お客さまや地域に喜ばれるホテルづくりを目指す」とコメントした。