沖縄観光「青いバンド」サービス開始 接種・検査ずみ来県者に配布


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沖縄に到着した観光客らに取り組みを呼び掛ける「オキナワブルーパワープロジェクト」の関係者ら=1日午前、那覇空港

 新型コロナウイルスの影響が続くなか、新たな観光の在り方を創り出そうと沖縄県内の経済団体を中心に立ち上がった「オキナワブルーパワープロジェクト」が1日、始まった。沖縄を訪れる前にワクチン接種やPCR検査を済ませた観光客らに青色のリストバンドを配布し、さまざまなサービスが受けられるようにする取り組み。同日午前、関係者が那覇空港の到着ロビーでPRした。

 9月30日までの期間中、空港の観光案内所や県レンタカー協会会員社のカウンターで、ワクチンの接種済みの証明書やPCR検査の陰性証明を持っている人にリストバンドを配布する。プロジェクトの協力店舗で提示すれば、ドリンクのサービスや割引などの特典が受けられる。7月31日現在、協力店舗に95店が集まっている。

「ブルーパワープロジェクト」で配られた青いリストバンド

 1日午前、東京都から夫と到着した30代女性は事前にPCR検査を受けており、リストバンドを受け取った。「まだワクチンは打てていないが、PCR検査は最低限のマナーかなと思う。PCR検査も(特典の)対象なのはありがたい」と話した。
 
 ワクチンを打ち仕事で横浜市から訪れた40代男性は「こうしたリストバンドがあれば、皆がナーバスになるのを解消する一つにもなるし、ある意味安心できる」と語った。

 プロジェクトの鈴木洋一実行委員長(沖縄県飲食業生活衛生同業組合理事長)は「新しい沖縄の観光スタイルになるので、どんどん周知を図りたい」と強調した。