全国高文祭で仲間大地さん(沖縄水産)弁論優秀賞 崎浜空音さん(球陽)優良賞 


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弁論部門で優良賞に選ばれた崎浜空音さん(左)と優秀賞に選ばれた仲間大地さん=1日、和歌山県高野町の高野山大学

 【和歌山で吉原玖美子】第45回全国高校総合文化祭2日目の1日、高野町で開催している弁論部門の結果が発表され、沖縄水産高校3年の仲間大地さん(17)が優秀賞、球陽高校3年の崎浜空音さん(18)が優良賞に輝いた。1日から写真と文芸の展示が始まった。

 仲間さんは「知ることの先に」と題して、幼い頃から男子とうまくなじめず、いじめを受けた経験や、いじめを受けていても変わらず接してくれる親友とのエピソードなどを紹介した。崎浜さんは「『透明人間』」と題して、フランス留学時、ホームレスの人々にあいさつをし続けたエピソードや、「透明人間」を増やさないために私たちにできることなどを話した。

 仲間さんは「選ばれると思わなくて驚いた。演題で取り上げた親友に良い報告ができる」とうれし涙を流した。崎浜さんは「審査員に自分の伝えたいことが伝わってもらえた賞だと思う」と笑顔で話した。

 弁論部門は全国から67人が出場し、7月31日と8月1日の2日間にわたって演題を発表した。最終日の1日には最優秀賞1人、優秀賞6人、優良賞7人の入賞者が発表された。