宮里(北山)3000m障害14位 炎天下のレース「きつかった」 全国高校総体


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男子3000メートル障害決勝 9分19秒35で14位と健闘した北山の宮里洸(右)=1日、福井市の9.98スタジアム(ジャン松元撮影)

 全国高校総合体育大会・北信越総体第8日の1日、9.98スタジアム(福井県営陸上競技場)で行われた陸上の3000メートル障害決勝で宮里洸(北山3年)は9分19秒35で14位だった。男子円盤投げの照屋瑠亜(那覇西2年)は決勝に進出し、44メートル35で10位。男子走り高跳びの砂川陽斗(那覇2年)、女子100メートルハードルの渡口舞(普天間3年)は予選通過はならなかった。

 3000メートル障害決勝の宮里洸(北山)は予選よりタイムを落とし、14位で終えた。「予選よりもきつかった。県高新を狙ったが届かなかった。実力不足だった」と振り返る。午後2時のレースは気温35度の炎天下。日照りが容赦なく体力を奪っていった。

 スタートから集団後方で機をうかがった。「最初の1キロまで何とか行けたが、そこからゴールが遠かった。粘ろうとしたが、体が動かなくてきつかった」と追い上げはかなわなかった。「内臓にも疲労があったと感じた」と言い、最後は必死にゴールに駆け込んだ。

 「強い選手は予選よりもいいタイムで決勝を走ってくる。一緒に走れていい経験になった」と前を向く。記録更新はまだあきらめていない。9月の秋季陸上に向けて「しっかり走り込んで、暑さにも対応したい」と全国の決勝での経験を糧に成長を誓う。

 駅伝部では主将を務める。「長距離種目に出た選手たちが駅伝にも出場してくる」と早くも全国のライバルたちを意識している。「残り4カ月、チームとしてやれることをやって本番に臨む。沖縄だからこの順位か、と言われないような結果を残したい」と力強かった。
 (大城三太)