ソフトテニス女子、八重山が団体初勝利 2回戦で惜敗 全国高校総体


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女子団体1回戦 八重山―秋田北 ボレーを放つ八重山の岡田茉里那(右)と下地莉央ペア=2日、石川県の七尾市和倉温泉運動公園テニスコート(ジャン松元撮影)

 全国高校総合体育大会・北信越総体第9日の2日、石川県七尾市で行われたソフトテニス女子団体戦は八重山が1回戦で秋田北に3―0でストレート勝ちしたが、2回戦で埼玉平成に1―2で敗れた。

 女子団体の八重山が1回戦で秋田北を破り、価値ある1勝を手にした。2回戦は2年前の覇者・埼玉平成に敗れたが、八重山勢として団体全国初出場で初勝利の快挙となった。エースの高嶺心萌(ここも)は「全国で初戦突破を目標にしてきた。2回戦はいつも通りの力を出すのが難しかった」と悔しさもにじませた。

 3マッチ中2勝先取方式。1、2回戦は勝敗が決しても3マッチまで行われ、八重山は1回戦で先に2勝、2回戦は先に2敗した。

 秋田北戦は高嶺・平得倖菜(ゆきな)が安定したプレーで勢いをもたらし、下地莉央・岡田茉里那が粘り勝ちで勝利を引き寄せた。

 2回戦は石垣亜紀・下地、高嶺・平得の両ペアとも1―4で敗れ、くっきりと力の差が出た。高嶺享史監督は「オーダーで狙いが外れた。実力のある1番手から3番手ペアまで、相手とぴったり同じ組み合わせになってしまった。1―1に持ち込み勝負したかった」と悔やんだ。

 3日は個人戦。高嶺は加那原里奈と組んで上位を目指すが、1回戦で東京代表の強豪ペアと対戦する。「波に乗ったら私たちは強い。大事な場面でいつも通りのプレーができるようにしたい」と平常心で挑む。

 (大城三太)