飲食デリバリー(宅配)事業を展開するDiDiフードジャパン(東京)は4日、沖縄県内でのサービスを始めた。現在県内で約550店舗が加盟しており、那覇市内のみでサービスを提供する。今後、配達地域を拡大するほか、個人配達員に加えて県ハイヤー・タクシー協会と連携し、11月をめどにタクシー運転手も飲食宅配に参入する予定。
同日、DiDiフードジャパンの井上貴之営業本部長、県ハイヤー・タクシー協会の東江一成会長や加盟事業者のポーたまの清川勝朗社長らが那覇市のホテルコレクティブで発表した。井上営業本部長は「配車アプリのDiDiはすでに県内で認知されている。ブランドの認知度で他社と差別化し、今後利用を促す強烈なキャンペーンなども進めていきたい」と話した。
県内加盟店舗には、吉野家など大手チェーンのほか、地元ブランドのステーキハウス88ジュニアやプーゾチーズケーキセラーなどもある。
記念キャンペーンとしてスマホでアプリ「DiDiFood」をダウンロードし新規登録した人に、最大3千円分のクーポンをプレゼント。8月末まで対象店舗で千円以上を注文すれば、配達料金が無料となる。