ソフトボール、読谷男子8強ならず 全国高校総体


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
読谷―岡豊 4回、救援投手の宮平永夢(右から3人目)が本塁打を浴びるなどピンチが続き、マウンドに集まる読谷の選手ら=5日、福井県の敦賀市きらめきスタジアム(ジャン松元撮影)

 全国高校総合体育大会・北信越総体第12日の5日、福井県敦賀市きらめきスタジアムで行われた男子ソフトボールの読谷は3回戦で岡豊(高知)に1―13の5回コールドで敗れ、準々決勝進出はならなかった。

 読谷は先発の名嘉山拍空(はく)が攻略され、3回までに8失点。名嘉山は「昨日と違いストライクゾーンが狭かった。ストライクの取り方が分からなくなり、真ん中に投げて打たれるという悪循環に陥ってしまった」と頭を抱えた。三回に本塁打も浴び「踏ん張りがきなかった。一球の重みを感じた」という。

 三回で継投して後続を断った宮平永夢(ながむ)も四、五回で5失点と打ち崩された。攻撃陣も不発で得点の糸口をつかむことができなかった。

 江尻強監督は「手も足も出なかった。名嘉山のライズで追い込んでドロップで仕留める作戦だったが、ドロップは見切られ、ライズもしっかり強振してきた。すごいの一言」と実力の違いを素直に認めた。

 五回裏には、初戦でも活躍した末吉輝星が中越えの適時二塁打で1点を奪い、最後に何とか見せ場をつくった。伊禮蒼主将は「相手の流れのまま進み、主導権を取り戻すことができなかった。この仲間たちともっと長くプレーしたかった」と無念の表情だった。
 (大城三太)

(敦賀市きらめきスタジアムほか)
▽男子3回戦
岡豊(高知)
 206 41 |13
 000 01 |1
読谷
(岡)武政―望岡海
(読)名嘉山、宮平―浜里
▽本塁打 望岡遥、森岡、島崎、望岡海(以上岡)