女子バスケ・コザ準優勝し3年ぶり全国出場へ 男子バタ・片桐優勝 九州中学体育大会


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 九州中学校体育大会は6日、各地で行われた。鹿児島県で行われたバスケットボールで女子コザが準優勝し、3年ぶりの全国大会出場を手にした。宮崎県での競泳では、男子バタフライ100メートルで片桐瑠夏(玉城)が58秒10で優勝、チーム総合順位で男子金城が頂点に立ち、女子浦添は3位に入った。テニスの男子シングルスは宮里琉星(長嶺)と喜久川楓(沖縄東)、ダブルスの澤岻匠也・立津陽向(高江洲)がそれぞれ3位に入った。柔道女子団体で沖縄尚学が準優勝、男子の南風原は3位入賞した。ソフトテニスの個人戦男子では、吉川憲二朗・髙嶺大弥(川平)が3位入賞を決めた。

九州中学校体育大会で準優勝し、全国大会出場を決めたコザ

 女子コザの強みでもあるスピードで、3年ぶりの全国切符を勝ち取った。

 平均身長で大きく上回る折尾(福岡)との決勝は、前半「高さにどう対応していけばいいのか戸惑った」(知念専子監督)。ゴール下には180センチ超えの選手が待ち構え、攻めあぐねたという。

 だが、徳村美羽主将が得点を決め始めると「大きい選手のかわし方が分かり始めた」と徐々にスピードを生かしたプレーで巻き返した。ただ、攻撃のリズムをつかんだ時にはすでに遅く、優勝にはあと一歩届かなかった。徳村主将は「決勝は楽しくできた。全国は走るバスケで4強入りを目指す」とリベンジを固く誓い、全国へと歩み始める。