メダリストに県民栄誉賞 喜友名選手ら、県が検討


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沖縄県庁

 県は、東京五輪空手形で県勢初の金メダルを獲得した喜友名諒選手や、レスリンググレコローマンスタイル77キロ級で銅メダルを獲得した屋比久翔平選手、野球金メダルの平良海馬選手への県民栄誉賞の授与を検討する。

 過去には、2008年の北京パラリンピックで男子車いすマラソン銀メダリストの上与那原寛和氏、16年のリオデジャネイロ・パラリンピックで車いすラグビー銅メダルの仲里進氏に県民栄誉賞を授与している。

 県スポーツ振興課は東京五輪の3人への授与について「過去の実績から当然想定される」とする。8日の五輪閉幕後、週明け以降に具体的な議論が進む見通し。

 喜友名選手の地元である沖縄市の桑江朝千夫市長も、市として名誉市民や市民栄誉賞などの授与を検討する考えを示した。桑江市長は「喜友名選手も当然(県民栄誉賞の)候補になるべき人だと思う。今後、市で議論していきたい。私個人としては早く名誉市民になってほしい」と話した。

 空手関係者からは、喜友名選手を指導してきた佐久本嗣男氏と師弟での県民栄誉賞を期待する声もある。