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帝国データバンク沖縄支店は5日、7月の県内企業倒産(負債総額1千万円以上)は1件で、負債額は3億3600万円だったと発表した。生コン業者の黒潮(与那国町)で、倒産主因は販売不振だった。
2014年設立の黒潮は、自衛隊の駐屯地建設向けに生コンを出荷していた。16年の売上高は約5億7229万円だった。駐屯地建設の終了以降は、島内の需要減少で赤字が続いていた。
建設業の倒産は2カ月連続。20年度の下半期から公共と民間ともに建設発注が減少し、競争が激化していることから単価も下がっているという。
同支店の担当者は「中小規模の事業者がかなり厳しい。建設業は今後注視する必要がある」と話した。