中高生がトンネルの銘板書いた 名護東道路の全線開通「市の発展に関われた」


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開通したトンネルの銘板の題字を書き、感謝状を受け取った古堅壱真さんの代理の父・哲也さん(左から2人目)、ファムグュェン・ニューニューさん(同3人目)、饒平名由恵江さん(同4人目)=7月31日、名護市の数久田トンネル前

 【名護】沖縄自動車道と北部地域を結ぶ自動車専用道路、国道58号名護東道路の全線開通に先立ち7月31日、「世冨慶トンネル」と「数久田トンネル」の銘板の題字を書いた市内の中高生3人へ感謝状が贈呈された。感謝状を手にした3人は「市の発展に関われた」と誇らしい表情だった。

 手掛けたのは饒平名由恵江さん(名護特支1年)、古堅壱真さん(羽地中3年)、ファムグュェン・ニューニューさん(名護中3年)の3人で、今年の第59回全沖縄児童生徒書き初め展で金賞を受賞していた。

 饒平名さんは「世冨慶トンネル」の題字を手掛け、字の間隔やバランスにこだわった。「トンネルを通る人たちに『すごい字だ』と思ってもらえたらうれしい」と笑顔だった。

 南側に設置された「数久田トンネル」の題字を担ったニューニューさんは「名護市の発展に尽くせたようでうれしい」と声を弾ませた。

 北側の題字を作成した古堅さんは「力強く見せられるように意識した。選ばれて幸運だ」と喜んだ。