なぎなた演技、沖縄県勢の全国制覇は8度目 知念は7度頂点に


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なぎなた演技決勝 首里との県勢対決を制し優勝した知念の比嘉七美(左)と下地花南の演技=11日、石川県白山市の松任総合運動公園体育館(ジャン松元撮影)

 なぎなた演技で県勢の全国高校総体制覇は8度目となった。初戴冠は1985年で当時も知念のペアだった。その後も2001年の西原ペアの優勝を除き、知念勢は09、10年と、今大会でも連覇するなど、7度頂点に上り詰めている。

 なぎなたの全国高校総体は1962年に第1回大会が開始。演技は73年から始まった。1試合2組の演技者により、3本の規定本数を行う。演技者が仕掛けと応じの役に分かれ、姿勢や呼吸などの調和、打突の正確性、間合いなどの良さなどを判定基準に競われる。

 全国でもトップクラスの実力者がそろうようになった沖縄は、前回大会となった2019年に団体試合決勝で全国総体初の同一県勢対決を行い、首里が知念に勝利し、2連覇を成し遂げている。首里の山城り子は個人試合も制した。一方で演技は知念の新川珠羽・上江洲誉が今回の連覇につながる優勝を成し遂げた。

 12日は団体、個人の決勝トーナメントがありいずれも首里の選手が勝ち残っている。前回に続く県勢3種目制覇となるか注目が集まる。