沖縄の2021年度最低賃金820円に 現行792円から28円引き上げ 19年度と並び過去最大


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 桑原 晶子
沖縄労働局(資料写真)

 沖縄地方最低賃金審議会(島袋秀勝会長)は12日、2021年度の最低賃金を現行額の792円から28円引き上げ、820円とすることを決めた。中央最低賃金審議会が示した目安の28円に準じた形で、県内の引き上げ額としては19年度と並び過去最大となる。

 沖縄以外の都道府県も全て28円以上の引き上げ額が答申されており、沖縄の最低賃金の全国最下位は変わらない。

 決定は多数決となり、使用者側5人と公益側4人の計9人の委員が28円の引き上げ額に賛成した。今後、異議申し立ての期間を経た上で、10月中の適用開始を予定する。