那覇市保健所に応援職員15人 コロナ感染急増で業務ひっ迫


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那覇市保健所

 新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、那覇市は11日、市保健所に応援の職員15人を1カ月程度充てることを決めた。濃厚接触者などを調べる「積極的疫学調査」やワクチン接種関連の業務に充てる。

 長嶺達也健康部長は「医療機関からの感染者の発生届は午後6時を過ぎてから届く場合もあり、夜中まで残っても業務をさばき切れないこともあった。積み残しを減らすために応援を充てる」と説明した。

 那覇市は6月にも市保健所に応援の職員34人を充てたが、今回さらに増やした。

 城間幹子市長は「社会全体で危機感が共有されなければ医療崩壊が現実味を帯びてくる」とし、感染防止対策の徹底を改めて呼び掛けた。