「何度繰り返すのか」 オスプレイの部品落下に沖縄県幹部「抗議も聞かない」


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沖縄県庁(資料写真)

 米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイが中部訓練場と普天間飛行場の間でパネルを落下させた事故を受け、県幹部は13日、沖縄国際大の米軍ヘリ墜落事故から17年の節目に、「この日にこうしたことが起きるのは『何をしてるのか』という気持ちだ」とあきれた声を上げた。

 今年6、7月の間に普天間飛行場所属機は、不時着や部品落下など3件の事故を起こしていた。県はそのたびに抗議し、沖縄防衛局や米軍などに再発防止を求め続けている。幹部は「何度言っても彼ら(米軍)は聞かない。いったい、何度(事故を)繰り返せば済むのか」と語気を強めた。

 玉城デニー知事は13日の会見で17年前の沖国大ヘリ墜落事故に触れ、普天間飛行場の早期閉鎖・返還を求めていた。この幹部も「訓練の見直しや、早期の県外移設を求めなければいけない」と強調した。