【沖縄】東京五輪の空手形で、県勢初の金メダルを獲得した沖縄市出身の喜友名諒選手の祝勝セレモニーが16日、市役所前市民広場であった。地元からの金メダリスト誕生に、桑江朝千夫市長や小浜守勝市議会議長が「市民と喜びたい」と祝意を送った。喜友名選手には、今後の活躍への期待を込めて市から奨励金100万円も贈呈された。
師匠の佐久本嗣男さんとセレモニーに参加した喜友名選手は「一生できない経験ができた。この経験を沖縄市の子どもたち、次世代に伝えられるよう頑張っていきたい」と地元の声援に感謝した。
桑江市長は「空手発祥の地沖縄、特に沖縄市から金メダリストが出たのはこの上ない誇りだ。県民に感動を与えた」と喜んだ。
佐久本さんは「これほど落ち着いて競技に臨める選手はそうはいない。生真面目で稽古の手を抜くことを知らない」と語った。