沖縄のコロナ新規感染761人で最多、療養者も6020人(8月19日朝)


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 沖縄県は18日、10歳未満から90代の計761人が新たに新型コロナウイルスに感染し、過去最多を更新したと発表した。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は全国1位の310・32人で、初めて300人を超えた。18日正午現在の療養者数も6020人で過去最多となり、医療提供体制はさらに逼迫(ひっぱく)している。県の糸数公医療技監は「なかなかピークが見えない状況が続いている」と警戒感を示した。

 感染状況は18日正午現在の直近1週間の新規感染者数も4650人で過去最多を更新した。感染経路不明な症例の割合は59・0%で、感染者数の増加と連動するように感染経路が追えない症例が増えている。

 医療提供体制は療養者数が最多で、入院者数は651人。感染者専用の病床占有率は82・2%で、本島内では重症者病床の64・3%、中等症病床の94・6%、軽症病床の90・4%が埋まっている。感染者以外の一般病床使用率は91・6%だった。入院調整が難しくなっていることから、県は入院待機ステーションを既設の本島内1カ所に加え、沖縄市にも開設を予定している。

 18日の新規感染者は年代別では20代が188人で最多、次いで30代が135人、10代が110人などとなった。30代以下で全体の68・2%を占めた。

 新規感染者のうち推定感染経路が判明したのは304人。内訳は家庭内172人、友人知人40人、職場29人、施設内19人、飲食9人、その他35人。残り457人は現時点で感染経路は分かっていない。

 米軍関係は新たに17人の感染者を確認した。累計1849人となった。