旧盆前に感染対策を呼び掛け 沖縄市長ら事業所を巡回


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仲本工業を訪ね、従業員に感染防止対策に協力を求める桑江朝千夫沖縄市長(右から2人目)=17日、沖縄市美里の仲本工業

 【沖縄】県と那覇、沖縄、うるま、北谷の4市町などが連携した新型コロナウイルスの「感染拡大抑止プロジェクト」による一環で、沖縄市の桑江朝千夫市長は17日、沖縄市内の事業所を巡回し、旧盆の親族訪問や夜の会合の自粛などに協力を求めた。市長ら市幹部が計4日にわたり市内の事業所約20カ所を訪ね、市長メッセージを配布するなどして感染防止を呼び掛ける。

 建設業大手の仲本工業では、県の下地誠産業振興統括監も同行した。仲本豊社長は従業員にワクチン接種を推奨し、PCR検査の実施にも取り組んでいると説明。

 桑江市長は「しっかり対策しているようだが、特に今回は盆前なので改めて従業員に声掛けしてほしい。医療崩壊が迫っている」と協力を呼び掛け、市としてワクチン接種を加速したいと説明した。