沖縄の国民年金納付率、前年比5.7ポイント増 20年度


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 2020年度の県内の国民年金保険料納付率は61・1%となり、対前年度比で5・7ポイント増となった。19年度に続き対前年度伸び率は全国一となったが、納付率は依然として全国ワーストの状況が続いている。20年度の納付率の全国平均は71・5%で、最も高い自治体は島根県(83・3%)だった。

 2019年8月に日本年金機構が立ち上げた「沖縄プロジェクト」の取り組みの一環として、那覇年金事務所が発表した。全国平均との差は16年度が17・2ポイントあったが、20年度は10・4ポイント差まで縮んだ。

 県内の年齢別納付率では20~24歳が40・1%と低く、全国平均(67・2%)と大きな差が開いている。沖縄プロジェクトでは本年度、ツイッターや特設ページの開設を通じて制度周知を図り、納付率の向上につなげる考え。