県吹奏楽連盟顧問 久高友之さん死去 81歳 沖縄の音楽教育に尽力


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
久髙友之さん

 吹奏楽指導者として県内の音楽教育界をけん引した、県吹奏楽連盟顧問の久髙友之(くだか・ともゆき)さんが15日午後1時55分、脳出血のため那覇市内の病院で死去した。81歳。那覇市出身。18日に家族葬を執り行った。喪主は妻安子(やすこ)さん。

 琉球大学教育学部卒業。1968年に神原中に着任して以来、吹奏楽の指導に尽力した。那覇、首里、小禄の各中学校で九州代表として計8回全国大会に出場し、79、86年に全国金賞を受賞した。社会人でつくる那覇市民吹奏楽団でも常任指揮者を務め、2004年には九州吹奏楽コンクールで、一般部門で金賞を受賞するなど数々の実績を残した。

 県吹奏楽連盟理事長(90~02年)や、宮良長包音楽賞の選考委員を長きにわたって務めるなど、音楽振興に寄与した。