妊婦ワクチン優先接種、宜野湾市が開始へ 沖縄の自治体初


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 【宜野湾】沖縄県内で新型コロナウイルスの家庭内感染が増えていることから、宜野湾市は23日から、希望する妊婦へのワクチン優先接種予約を開始した。これまで基礎疾患のある人や高齢の市民から予約を受け付けてきたが、妊婦から「早く受けたい」という声を受けて対応を決めた。妊婦の優先接種は県内の自治体で初めてとみられる。

 市に住民票があり市の接種券が配布された妊婦で、かかりつけの産婦人科医から接種許可を受けた人を対象とする。市立体育館で水・木・日曜日に実施している集団接種会場で、1日10~20人に接種をする。早くて25日から実施予定。予約は宜野湾市コールセンター(電話)050(5526)1940(平日午前9時~午後5時)で受け付ける。

 市のワクチン接種プロジェクトチームは「安心安全に子どもを出産できるよう、市で妊婦を守っていきたい」と話した。