伊平屋村長選が告示 新人と現職の一騎打ち 29日投開票


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名嘉律夫氏(左)、伊礼幸雄氏(右)

 【伊平屋】任期満了に伴う伊平屋村長選挙は24日、告示され、届け出順に、新人で前伊平屋村議会議員の名嘉律夫氏(59)と、4期目を目指す現職の伊礼幸雄氏(74)が立候補を届け出た。ほかに立候補はなく、両氏の一騎打ちが確定した。田名漁港整備事業を巡る補助金返還問題、村政の評価、経済振興などを争点に選挙戦が繰り広げられる。投開票は29日。期日前投票は25~28日、午前8時半から午後8時まで村役場1階会議室で実施する。

 名嘉氏は行政運営の刷新を訴え、農林水産業の振興、6次産業化による経済活動推進、人材育成や教育振興などを掲げている。

 伊礼氏は伊平屋空港の早期実現や伊是名島との架橋、公共有地の確保、診療所の高台移転計画などに向けて取り組むとしている。

 24日現在の選挙人名簿登録者数は971人(男性536人、女性435人)。

 名嘉律夫氏(なか・りつお)1961年11月14日生まれ。村島尻出身。工学院大学専門学校卒。建設会社勤務などを経て2002年に村議初当選。出馬のため5期目途中に辞職。

 伊礼幸雄氏(いれい・ゆきお)1947年8月17日生まれ。村田名出身。岡山県立邑久高卒。70年に村役場入り。収入役などを経て、2009年に村長選初当選。現在3期目。