家庭内感染…実は「会食・職場」起点が過半数 沖縄


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 沖縄県内の7月の新型コロナウイルス感染者のうち、推定感染経路が「家庭内」だった人の経路を調べたところ、半数以上が会食や職場での感染がきっかけとなり、それが家庭に持ち込まれ広がっていた。8月23日の県の専門家会議で報告された。家庭内で広がる感染の一つの特徴が浮かび上がっている。

 7月1日から29日の感染者3158人のうち、推定感染経路が「家庭内」と判明したのは835人。うち、最初に家庭内に持ち込んだことが特定できた365人の感染経路を分析した。

 経路が判明したのは189人で、会食が68人、職場は37人と、この二つで半数以上を占めていた。

 会食相手は友人・知人が多く、職場感染の職種はコールセンターや接客業、会社員など多岐にわたっている。