那覇市の保育園や子ども園で週40~50人感染 8月、家庭内経路が多数


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 沖縄県那覇市内の保育園など就学前教育保育施設で、8月に入ってから週に40~50人程度の感染者が確認されている。7月26日~8月1日の週は26人だったが、8月2~8日は43人、9~15日は50人、16~22日は39人となっている。

 9~22日に感染が確認された計89人の内訳は職員24人、園児65人。推定感染経路は家庭内が52人と最も多く、園内は26人、不明は11人だった。

 感染者数などの状況は市が2週間ごとにまとめて各施設に報告し、保護者向けに掲示してもらうなどして活用している。

 倦怠(けんたい)感があるのにすぐ園に報告しなかったり、症状が出ても速やかに受診や検査をしなかったりしたために感染が広がった例もあるという。一方、PCR検査の結果が判明するまで登園を控えるなどの対応をしたことで、陽性者が出ても感染が広がらず休園に至らなかった施設もあるという。

 市は20日から31日まで、保育対象を一部の職種に就く家庭の子どもらに限定する「特別保育」を実施している。対象職種であっても、仕事が休める日は家庭保育の協力を求めている。