うるま市にドライブスルー式PCR検査場 市民対象1日100人限定


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ドライブスルー方式のPCR検査場でデモンストレーションをする中村正人うるま市長=25日、うるま市の市民芸術劇場

 【うるま】新型コロナウイルスの感染急増を受け、沖縄県うるま市は26日から、うるま市民芸術劇場の駐車場でドライブスルー方式のPCR検査場を開設する。1日100人限定の完全予約制で、うるま市民が対象。自己負担額は2千円。25日、報道陣向けのデモンストレーションがあった。

 うるま市によると、市民の累計感染者数は3171人(24日時点)で、約40人に1人の割合となる。検査場が那覇市に集中している状況もあり、市民から「(検査を)受けに行きづらく、どうにかしてほしい」などの要望が多く寄せられていたという。

 検査では、会場でキットを受け取った後、駐車場内で検体を採取し、そのまま提出する。約半日程度で結果が出る。陰性の場合は検体番号を指定のホームページに掲載し、陽性者には医療機関から電話連絡が入る。

 発熱などの症状があったり、保健所から濃厚接触者と判断されたりした場合、検査対象外となる。中村正人市長は「検査場の設置で接触も避けながら迅速に受けられる。ぜひ活用してほしい」と呼び掛けた。予約はうるま市ホームページから。問い合わせは検査センター(電話)080(4277)9969、080(3227)5159。