80万人犠牲の民族虐殺から27年 ルワンダのパラ代表「平和と自由に感謝」八重瀬町で合宿


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ルワンダ陸上選手の事前合宿に関する協定締結書に署名した新垣安弘町長(右)やムレマ・ジーンバプティスト会長(左)ら=19日、南城市(八重瀬町提供)

 【八重瀬】東京パラリンピック出場に向け、八重瀬町内で調整を続けたルワンダ陸上選手(男女で計2人)の事前合宿協定締結式が19日、南城市のユインチホテル南城であった。玉城デニー知事の代理で出席した県文化観光スポーツ部の川上睦子統括監が見守る中、新垣安弘町長とルワンダパラリンピック委員会のムレマ・ジーンバプティスト会長が協定書に署名した。

 ルワンダ陸上選手は今回、2019年に事前合宿の協定締結済みだったルワンダ女子シッティングバレーボールチームの選手らとともに来沖した。16日から22日までの間、主に同町の東風平運動公園陸上競技場で練習し、南城市内に宿泊した。

 新垣町長は「(新型コロナ)感染拡大予防対策に取り組みながら、安全な受け入れ体制をとっているので、安心して練習に励んでほしい。実り多き合宿となることを願う」とあいさつした。